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これって物忘れ?認知症による行動とその対処について

 

認知症による理解できない行動

認知症の家族がおられる方は、その介護はとても大変だと思います。それは理解できない行動をとられることがあるからです。

こっちは必死で介護をしているのに逆ギレされる。そんな事があってはこっちにもストレスが溜まります。

近年流行っている認知症、アルツハイマー型認知症等は特にそうですが、「ここがトイレだから」と全然違う所でようをたしたり家にいるのに「家に帰る」と外に出て徘徊…なんてことは良くある話です。

ではなぜ?その様な行動をかれらはとってしまうのでしょうか。

理解できない行動の理由

かれらがとってしまうその行動、それにはきちんとした理由があります。その理由を考えてみましょう。

ここでは1つの例を出して考えてみます。

例えば、家にいるのに「家へ帰る」と外に出て徘徊する。普通なら考えられませんが、認知症の人から見ればそこは家じゃないのです。

自分に置き換えて考えてみてください。自分は自分の家にいないのに、周りの人間は「ここがあなたの家です」と言ってくる。

そうすると混乱しますよね?どう考えても自分の家じゃないので、最終的には外に出て自分の家に帰ろうとしますが分からなくなり、徘徊につながってしまうのです。

「じゃあどうすれば良いの?」

あなたはそう思うかもしれません。それでは次に、そういった行動に対する対処法を考えてみましょう。

認知症の行動に対する対処法

あなたは認知症の行動に対して今までどんな声掛けを行ってきましたか?先程も言った通り、理解できない行動にもそれぞれの理由があり、それに対して否定された人間は余計に不安になります。それにより、人によっては逆ギレ、エスカレートすると暴力といった行動に出てしまいます。

認知症の行動に対する対処法で1番大切な事…それは、相手の事を受け入れる事。否定しない事が大前提です。先ほどの例をみて考えてみましょう。

「家じゃないから」と家に帰ろうとする人がいます。そこが確かにその人の家であったとしても、まずはその「ここは家じゃない」という考えを理解しましょう。

「ここはあなたの家じゃないんですね」「今はまだ時間が早いので、家に帰るのはもう少し待ちませんか」

そのような声掛けをする事で、その方の気持ちも少しは落ち着くかもしれません。
では次にとるべき対処法ですが、その方が「ここが家だ」と思えるような対策をとりましょう。家だと思わないことにも、何か理由があるはずです。

その家は、その方が昔住んでいた家とはかけ離れた内装になっていませんか?昔使っていたものは部屋に置いてありますか?

その方の記憶は昔へと戻り、今の家が理解できていないだけかもしれません。まずは少しでも良いので、昔住んでいた環境に近付ける。そういった努力をしてみましょう。

そうする事でその方も、「ここが家だ」と理解できるようになるかもしれません。

ここでは1つの例を出して話しをしましたが、その他の行動にもそれぞれの理由があります。

まずはその行動を受け入れ、理解する事からはじめてみましょう。受け入れる事ではじめて、その行動を理解できるかもしれません。

その行動を理解出来たなら、その次にとるべき対処法はおのずと見えてきます。

トイレが理解できないなら、昔の和式便所に変えてみてはどうでしょう?フローリングの場所が落ち着かないなら、畳をひいてみてはどうでしょう?

その方の昔の生活や、昔やっていた仕事を知ることでもみえてくる事があるかもしれません。

認知症の介護をすることはとても大変で、つらいことです。
しかし、認知症を患った方も、何の理由も無しに動いているわけではありません。悩んでいるかもしれません。

この記事を読んだことで少しでも状況が改善し、あなたのストレスが軽減されればと願っています。