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認知症ケア!認知症でお金の支払いを忘れる時の対処と心得

お金の管理が難しくなった場合は認知症の可能性が高いと言われていますが、そのきっかけは意外にも家族でも気づきにくいことがあります。
どんなケースがあり、実際にどう対処すれば良いのかを詳しく見て行きましょう。

お金を払ったかどうか忘れる

認知症の可能性があるのは、当事者が買い物でお金を払ったかどうかを忘れてしまうことが多くなると感じた時です。
たとえば、お友達と何かの会合で会費を支払ってしまったのに、その後に、また支払いに行こうとすることもあります。
やはり、お金はしっかりと支払うべきものという認識があるので、数十分も前のことであっても忘れてしまうことで、すぐに支払いに行こうとします。
このような物忘れは、家族でも気づきにくく年齢によるものだと見過ごされがちになるものの、繰り返し起こるようになれば、認知症の症状が現れていると考えられます。

気づきにくい原因

お金の管理がしづらくなっているのに、家族や周囲の人間が気づきにくいのは、面と向かって話している時は何らいつもと変わらないやり取りが出来るからです。
そのために、何度も支払おうとするのは、「ちょっとした勘違い」で加齢に伴ってあることだからと笑って済ませてしまうことも少なくありません。
普段の会話がしっかりしているために、お金の支払いを済ませたことを忘れてしまっていても、見過ごされてしまうことが多く、その後、認知症が進行して初めて「そう言えば、過去にこんなお金の支払い忘れを気にしていたことがあった。」と振り返ることも多くなります。

強く否定をせず共感をしましょう

このような状況になった場合には、家族であれば「さっき、支払ったのにもう忘れたの?」と言うような強い否定をしないようにしましょう。
状況を丁寧に穏やかに説明するのが一番です。
そうすることで、当事者がお金を支払っていないのではないかという疑念や不安を解消できるようになります。
自尊心を傷つけないようにした上での説明をすれば、安心感も得られるようになるので、当事者も「そうだったのだ。」と納得が行けばそれで安堵してくれます。
さらに、共感をすることで安堵感も広がります。
実は、「私も、こんなことがあってね。」と言うように語りかければ、本人は自分だけが物忘れがひどくなったのではないと言う気持ちになります。

家族が支払いで心配になる時の対処法

しかし、実際に本人がお金を支払っているのか、支払っていないのかが分からないケースも出て来ます。
最寄りのお店へ本人が買い物に行っても、確かに支払っていないとなるとお店とのトラブルにもなり兼ねません。
心配になる症状がある時には、最寄りのお店へお金の管理が出来づらくなっていることを伝えておきましょう。
また、行きつけの美容院であれば、家族が事前に支払いを本人と一緒に行って済ませておくこともできます。

要は、近隣のお店でも出来るだけこのような認知症の症状があることを周知してもらうことで、不要なトラブルを避けられるようにすることが出来ます。
支払いに関するトラブルで、お店の方から威圧的な態度や横柄な態度を取られるようになれば、自尊心はさらに傷つくばかりではなく、怒りの感情に苛まれることもあるので心の穏やかさを維持出来づらくなります。

そのためにも、近隣のお店で顔馴染みの関係にある場合なら、家族が事前に伝えておくことで本人のためにもお店の方にもプラスになることが多いと理解しておきましょう。
家族の認知症のことを言いたくないと思う気持ちもあるでしょうが、少しでも知ってもらうことの方がリスクを避けられるようになることを理解して行きましょう。